【全社】第28回日本航空医療学会総会に参加しました。

皆さんこんにちは。美郷救急事業部西郷救急課の中村俊貴です。

今年3月まで明治国際医療大学 保健医療学部 救急救命学科に出向しており、今年4月より美郷救急事業部に戻って参りました。出向中は明治国際医療大学の皆様より多くの事を学ばせて頂き、大学教員として学生指導も行い、貴重な経験を積むことが出来ました。この場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

美郷町に戻ってきた際には、多くの方々から「おかえりなさい!」という言葉を頂き、感激しました!これからも美郷町のために頑張って参ります!

11月19日(金)~20日(土)に熊本県熊本市の熊本城ホールで行われた第28回日本航空医療学会総会に本社より白川・後藤、美郷救急事業部より中村・高森・仲宗根・冨田、勝浦救急事業部より浅川、竹富救急事業部より髙那・島が聴講参加致しました。

日本航空医療学会は「日本における航空機による救急医療システムの確立とその普及を図り、さらには航空機に関連する医学、医療の向上に貢献すること」を目的としています。そのため、この学会ではドクターヘリだけでなく、防災ヘリや固定翼機など航空機全般にかかわる内容が発表されていました。

今回は、常日頃からドクターヘリ・防災ヘリと連携する機会が多いため、ドクターヘリ等と連携した事案の発表や、今後の航空搬送の展望を勉強するために多くの社員が参加致しました。

本総会は「継承と創造」がメインテーマになっておりました。テーマの通り今までの航空搬送に関する発表と今後行っていく内容の両方が数多く発表されており、中でも航空搬送とICT〈Information and Communication Technology:情報通信技術〉の活用が取り上げられていました。

現在、ICTが活用されているのは「救急自動通報システム:D-Call Net」が有名です。D-Call Netは2018年4月に本格運用がなされ、車両に搭載されているイベントデータレコーダのデータを活用し、衝突の方向・衝突時の速度変化・シートベルト着用の有無などから乗員の死亡重症確率を推定すると共に、車両情報・事故情報・死亡重症確率をドクターヘリ基地病院に通報するシステムです。このシステムにより、事故発生直後にドクターヘリ基地病院と消防本部へ情報が提供されるため、ドクターヘリや救急車等の出動までの時間が短縮されます。それにより医療介入までの時間も短縮され傷病者の救命率に寄与されるとも言われています。

現在、通報事案は約2,500件で年々右肩上がりに推移しています。実際にドクターヘリが出場した事案も14例ほどあるそうです。

このように、ICTを活用する事で傷病者の救命率向上に寄与する事も明らかになってきました。宮崎県もD-Call Netが導入されているため、今後私たちもこの恩恵に会う場面が来るかもしれません。

また、新たなシステムも多く発表されていました。現在物資輸送などに活用されているドローンが医療にも進出してくるようです。将来的にはドローンを大型にし、人が乗れるようにした「空飛ぶ車」がドクターヘリに置き換わるのではないか?という話もあり、既存のシステムをそのまま使っていくのではなく新たなものが次々に生まれてくることに驚きました。

現在行われている取り組みの発表では、平素より大変お世話になっている宮崎大学医学部附属病院救命救急センターや宮崎県防災救急航空隊からの発表もあり宮崎県も航空医療活動においては全国に誇れる取り組みを実施していることを再認識することが出来ました。

今後も学術集会への参加を通し、最新の知識・技術を身につけていきます!!

Follow me!