【美郷】2021年第1回美郷救急事業部車両破壊訓練

皆さんこんにちは!

美郷救急事業部:西郷救急課の仲宗根朋之(なかそね ともゆき)です。

今回初めてのブログ投稿になります。私は昨年10月迄、鹿児島県の奄美大島で消防職員として働いていましたが、「僻地・離島における救急医療」について興味が強くなり昨年11月に日本救急システム株式会社に入職いたしました。

全く知らない土地で暮らしも文化も異なる環境での生活は最初はとても戸惑いましたが、美郷町の人々の優しさに助けられ、現在ではとても充実した毎日を送っております。

さて、今回は10月30日に美郷救急事業部を対象に行なった車両破壊訓練についてご紹介いたします。訓練は午前と午後の2部に分けて実施しました。

今回の訓練では、主に交通事故等で使用する救助資機材の取扱方法、安全管理の知識習得を座学・実技を通して実施しました。交通事故の現場では、我々救助者は常に二次災害の危険に晒されます。そして時には、救助活動と同時に救急救命士として救急活動を実施することも考えなければなりません。

美郷救急事業部では、救助事案は原則隣接消防に応援を依頼します。但し、応援隊が到着するまでに時間がかかるのでそれまでに出来ることとして傷病者へ安全に接触し、状態把握と救急救命処置を実施する初期救助を行います。

その為、常日頃から訓練の実施がとても重要となります。事故現場という先の読めない環境下で適切な資機材選定と安全管理スキルは救急救命士として必須です。

まず、午前中は安全管理について担当職員が座学を実施しました。

– 安全管理 座学-

数ある救助において交通救助の危険性や注意するべき事項を再確認しました。初めて車両破壊訓練に参加する職員もいた為、指揮命令系統、ゾーニング、個人装備、車両パーツの名称について詳しく説明しました。

中でもバッテリーカットや電気自動車の対応については職員から多くの質問が上がりました。私自身知識として曖昧な部分があった為、継続した知識の更新の必要性を痛感しました。

午後からは車両破壊に使用する救助資機材の取扱説明と、実際に廃車を利用した破壊訓練を実施しました。

ー 車両破壊風景 ー
ー 車両破壊風景 ー

車両の安定化、バッテリーカット、ガラスマネージメント、ドアからのアクセス方法、ボンネット拡張、バックドア破壊等を通して資機材の使い分けや特性を実感できました。

複雑に資機材を使い分けると破壊に時間が掛かった班もありましたが、逆に午前中の座学で習った車両構造を意識して取り組んだ班は短時間で破壊することが出来ました。その後、互いの反省点や改善点を共有することで訓練終盤の手技がどんどん良くなっていくのが分かりました。

安全管理においても、使用前の動作確認や互いの声掛けなどを安全管理を担う職員が中心に行ない、全体を通して怪我もなく安全・円滑に訓練を終えることが出来ました。今後とも安全管理の知識を継続して職員に普及させたいと改めて思いました。

美郷救急事業部は、当該地域における救助事案において役場職員及び消防団と連携した活動を行なっています。その中で、救急救命士として人命救助に携わる以上は、安全管理の知識と車両破壊スキルは迅速な救命処置を行うために欠かせません。今後も質の高いサービスを提供できるよう継続した訓練を行なって参ります。

最後になりますが今回車両を提供していただいた神門自動車の皆様、また駐車場を利用させていただいた南郷地域課の皆様に感謝申し上げます。

今後とも宜しくお願い致します。

ー 訓練後集合写真 ー

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