【美郷&勝浦】第7回日本災害医療ロジスティクス研修に参加しました。

こんにちは。

勝浦救急事業部の浅川です。

先般発生しました台風19号では甚大な被害が報告されております。被災された地域の皆様におきましては心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興をお祈りいたします。

この度10月21~24日の4日間、岩手医科大学で開催されました第7回日本災害医療ロジスティクス研修に本社の後藤と徳島支社の浅川の2名が参加させていただきました。

ロジスティクスとは原材料調達から生産・販売に至るまでの物流、またはそれを管理する過程を意味する言葉ですが、災害医療においては医療チームが災害現場で活動するために必要な通信や移動手段、医薬品、生活手段等を確保することを意味します。

本研修では4日間にわたり災害現場におけるロジスティクスについての基礎的な知識から机上シミュレーションや実践研修を通してより実践に近い活動を学ぶことができます。

近年は国内における自然災害による人的被害が多く発生しており、被災地に医療チームが派遣されることも少なくありません。私自身そのような災害時に現地に派遣されることはありませんが、近い将来発生が危惧されている南海トラフ地震においては弊社が管轄しております宮崎県及び徳島県においても甚大な被害が想定されております。そのような際に自らが支援を受ける側として、ロジスティクスとしての知識が必要となることがあるため、この度本研修を受講させていただきました。

1日目の講義では災害医療ロジスティクスに必要な考え方や知識、技能について学ぶことができました。特に印象に残った言葉として「情報を制する者は災害を制す」という言葉があります。災害現場の急性期においてはライフラインが途絶された中で、いかに情報を収集し限られた医療資源を適切に供給することができるかということが重要になります。講義の中では衛星電話の使用方法や時系列活動記録(クロノロジー)の取り方、広域災害医療情報システム(EMIS)の使用方法等について知ることができました。

2日目の研修では初日に学んだ衛星電話やクロノロジーについて実践的に学ぶことができました。私自身衛星電話やクロノロジーについては経験したことがなかったため、大変勉強になりました。2日目の午後からは3日目から行われる実践研修に向けた机上訓練が行われました。実際に災害現場に派遣されるとなった際に、事前の準備としてどのようなことが必要なのか、活動日数に合わせた水や食料、資器材はどの程度必要なのかといったことを考えなければいけません。このような準備は自分が被災した時にどの位の備蓄が必要になるかを考える良い機会にもなりました。

そして3日目から4日目にかけての2日間で実際の災害を想定した実践訓練が行われました。実践訓練では受講生7名ほどが1つの医療チームとなり、想定された被災地に赴き、与えられた任務をチームで協力して遂行していきます。この訓練では東日本大震災の際に実際に被災した地域の役場や保健所の方々のご協力の上、施設をお借りしてのより実践に近い訓練をさせて頂くことができました。私のチームに与えられた任務は発災から3日目の避難所における救護所指揮本部の立ち上げというものでした。現地での活動としては、通信手段の確保や本部設置のためのテント設営、簡易トイレの設置から始まり、避難所のアセスメント、必要物資の汲み上げ等を行いました。限られた物資や時間の中でいかに情報を収集し最善の活動をすることの難しさを痛感致しました。今回の研修を通して経験をしなければ学ぶことができない多くのことを学ぶことができました。災害は起きないことが一番ですが、有事の際に今回の研修で学んだことを生かすことができるよう今後も精進して参ります。

最後になりますが、この度は研修の開催にあたりお世話になりました受講者・スタッフの皆様方をはじめ、多くの関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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