【美郷】第54回 宮崎救急医学会にて演題発表しました。

みなさん、こんにちは。
美郷救急事業部 西郷救急課 長谷川(瑛)です。
美郷町は連日雨が続いており、この前までの炎天下が信じられないほど、夜は涼しく、寒暖の差を感じます。
このような変化には体調を崩しやすいこともありますのでご自愛ください。

私の愛犬の花菜(4歳:ウェルシュ・コーギー)は、暑い夏に合わせてサマーカットをしたので、過ごしやすそうです!
宮崎県の夏はカラッと晴れると日差しも強く、海や川で遊ぶにはもってこいです!ただ、全国的にも水難の事故が多くみられます。
水辺で遊ぶ際には十分に注意してください。ちなみに花菜もライフジャケットを着用して水に入るようにしています。

さて今回私は、8月24日に県立延岡病院で開催されました第54回宮崎救急医学会に参加し、弊社の取り組みについて演題発表をさせて頂きました。
また、共同演者・聴講者として美郷救急事業部から弊社代表の白川、後藤、鈴岡、濵崎、長谷川(汐)、高森、春山、島が参加させて頂きました。

宮崎救急医学会は年に2回開催されている学会であり、宮崎県内の医療に携わる方が参加される貴重な機会であり、当日は学会会場で多くの情報について共有がなされていました。

宮崎救急医学会は県内の多くの医療関係者が一堂に会しており、当日は集まった皆さんの笑顔を見て感じたことがひとつありました。
この宮崎救急医学会は学会という場ではありますが、終始和やかな雰囲気で行われるこの様な場での関係づくりが日々のチーム医療を円滑にしているのだろうと感じました。

また、本学会では医学生・研修医セッションという枠があり、多くの医学生、研修医の先生方が発表されていました。
その発表を聞いた先輩の医師や多施設の医師より様々な知見からアドバイスがあり、宮崎県全体で教育が成されているの垣間見ることが出来、心強いとともに宮崎県の温かさを感じました。

学会の最後には聖路加国際病院 副院長 救命救急センター長 石松 伸一様より特別講演があり、災害医療について地下鉄サリン事件の教訓を元に貴重なお話を拝聴いたしました。先生のお話にもございましたが、現在の聖路加国際病院の新入職員には過去の地下鉄サリン事件の時に生まれても居ない若い職員もおられるそうです。だからこそ経験やそこから得た教訓を何度も何度も語り継いでいくことも重要なのだと述べられており、今回お話いただきました地下鉄サリン事件を直接的に経験していない私たちには、先生のお言葉一つ一つが大変貴重なものとなりました。

今回の学会では、今年度より開始した弊社の取り組みとして、「転院搬送用救急車の運用開始」について発表させて頂きました。
宮崎県美郷町は宮崎県の中山間部に位置し、町内医療機関で対応が難しい方に関しては町外の専門医療機関へ紹介・転院搬送を行っております。
しかしながら、美郷町は管轄面積が450平方キロメートルと大変広大(東京23区の3分の2程度)であり、転院搬送で町外に出場すると帰還するまでに3-4時間要してしまいます。

昨年度までは美郷町を3区域に分け、救急車3台をそれぞれの区域に配置し対応を行っておりましたが、区域を担当する救急車が転院搬送に出場するとその区域は救急車不在となり、隣の区域を管轄する救急車が応援に出ることで対応しておりましたが、先に述べたとおり面積が広大なため現場到着まで時間がかかってしまう問題がありました。

それを解決するため、今年度より管轄区域の見直しとともに、新たに「転院搬送用救急隊」を発足いたしました!
今までの3区域に救急車それぞれ1台だった体制から、管轄地域を2区域にし、2台を現場出場用救急隊(町内温存用)、残った1台を転院搬送専従とする体制に変更しました。時間のかかってしまう転院搬送を専用の救急隊が担う事で、現場に向かう救急隊を町内に温存する事が出来るため町内の119番通報の対応に対する対応を改善することが出来ます。

詳細は弊社ホームページの「病院間転院搬送業務」のページをご参照下さい!

発表後にはご質問やご意見もいただき大変勉強となりました。社内における自分たちによるブラッシュアップも大切ですが、取り組んでる内容を発表し、多くの方に見ていただくことで様々な視点からのご意見を頂けるので、改めて学会発表は重要だと再認識しました。

現在、全国的にも件数が増えている転院搬送には医療機関や消防機関、民間企業などによりさまざまな対応がなされていますが、弊社が管轄しています美郷町でも、転院搬送は住民の方の生活予後や社会的な面からみてとても大切な搬送の一つであり年々件数も増えております。

弊社では常に町の情勢に合わせて、町民の方や美郷町を訪れる方にとって、どうすれば安心に過ごしてもらえるかを考え、出来る限りの対応をしていきたいと考えています。

弊社は医療機関や役場、その他様々な関係機関の皆様と連携を取りながら、どうしたらより良い活動になるのか、安心していただけるか、それを考え、そして実行していける会社であり続けたいと思います。

写真掲載に際し、学会事務局よりご許可賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。

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