皆様こんにちは!

宮崎支社 美郷救急事業部 南郷救急課の濵崎です。

新年度が幕開けしました。

春は出会いの季節ですが、弊社にもこの春から新たに3名の社員が加わりました。

新入社員をみていると、自分が美郷町に来た当初のことを思い返します。

何も知らない土地での生活に不安もありましたが、すぐに歓迎会を企画して頂き、社員だけでなく町民の皆様とも交流を深めることが出来ました。

皆様からの温かいおもてなしを受け、「この場所でなら幸せな救命士人生が送れる」と感じたことを覚えております。

新年度も様々な出来事があるかと思いますが、初心を忘れることなく、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

さて、私は2019年3月30日に大分県は別府市にあります別府医療センターにて開催された、第34回PBECコースin別府に受講生として参加させて頂きました。今コースには北郷救急課の後藤もインストラクターとして携わらせて頂きました。

PBEC(Prehospital Burn Evaluation and Care)コースは、日本熱傷学会が提供する病院前熱傷医療における観察・処置・判断を学ぶ講習で、火災現場から病院へ搬送されるまでの熱傷傷病者の評価、適切な現場観察の共通認識を理解するためのコースとなっております。

皆様は「火災での死因別の発生状況で多いもの」はなにか分かりますでしょうか?

もちろん火災による熱傷そのものが原因である場合も全体の3割近くを占めるのですが、同じくらいの割合で一酸化炭素中毒・窒息が原因で死亡するというデータが公表されております(平成28年度消防白書より)。そのうち逃げ遅れは半数近くにまで及んでおり、一酸化炭素中毒や広範囲熱傷による死亡を減らすためには、現場からの情報共有と適切な観察処置が重症熱傷傷病者の生存率改善につながると言われております。

熱傷傷病者には外傷が潜在していることも少なくないことから、PBECコースの活動は病院前外傷を基本ベースとして熱傷に特化した観察処置のポイントを加えたものとなっております。この熱傷に特化した観察項目や処置の内容は、通常の現場活動ではなかなか実施しないものまで含まれているため、大変勉強になりました。

また、化学損傷や、電撃傷による損傷も広義の熱傷としてあげられますため、PBECコースではそれらの観察・処置内容まで学ぶことが出来ます。

シナリオステーションでは傷病者役の方にムラージュが施されており、実際の現場活動をイメージしやすい状況で隊活動を展開することができ、なかなか経験することのない化学損傷や電撃傷への対応は貴重な体験となりました。

今回、無事にIP(Instructor Potential)を取得することが出来ました。今後は指導者としての活動も目指していきたいと思いますが、まだまだ今の知識は満足できるものではありませんので、自己研鑽に励み、インストラクターとして活躍できるよう頑張りたいと思います。

最後になりますが、この度はコース開催の準備・運営に携われたコース関係者の皆様、当日ご指導頂きましたスタッフの皆様、共に受講させて頂いた受講生の皆様に感謝申し上げます。