皆様、こんにちは。

美郷救急事業部南郷救急課より明治国際医療大学へ出向となりました中村です。
美郷救急事業部在籍時には、多くの皆様に様々な面で大変お世話になりました。
改めて御礼申し上げます。
出向に先立ちブログを書かせて頂いておりますが、出向中の間はしばらくこのブログからも離れることとなり寂しく感じております。
また出向終了後にブログを書くことを楽しみにしております!!

去る3月9日(土)に宮崎県東臼杵郡諸塚村にあります諸塚村中央公民館で行われた「第27回宮崎大学外傷セミナーJPTECファーストレスポンダーコース」に北郷救急課から後藤・長谷川、南郷救急課より藤井・中村がインストラクターとして参加しました。

JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は防ぎ得た外傷死(PTD:Preventable Trauma Death)を撲滅するために開発された日本の病院前外傷プログラムです。通常のプロバイダーコースでは実際に救急隊としての活動を行いますが、今回行われたファーストレスポンダーコースは救急隊到着前に傷病者へ接触したファーストレスポンダーがどのように活動を行うのかを学ぶコースになっています。

宮崎県ではこれまで4回ファーストレスポンダーコースを実施しており、私たちのいる美郷町でも昨年の2月に行われました。今回は諸塚村・椎葉村の消防団員の方々を対象に行われました。

諸塚村・椎葉村はご存知の方もいらっしゃると思いますが、美郷町と同じく常備消防非設置自治体です。火災・救助の際は消防団が出場し、救急は役場・病院救急が行われている地域です。受講生の中には実際に役場職員で救急車に乗務している方も多く、普段の活動で困っている点や疑問点も多く質問頂きました。

外傷傷病者に接触するファーストレスポンダーにも必要な頸椎保護の重要性や止血などの処置について行った後に状況評価・傷病者評価の実技を行いました。状況評価では二次災害の危険性について詳しく説明し、二次災害を起こさない活動の重要性も加えて指導を行いました。

最後にシナリオステーションを行い、傷病者発見~傷病者評価までの流れをシナリオを用いて行いました。スキルステーションでは各項目ごとに行い、一連の流れにすることで傷病者発見からの流れを理解して頂きました。

また、コースの最後にオプションとしてネックカラーの取り扱い要領・バックボードを用いた全身固定要領・バックバルブマスクの取り扱い要領を行いました。ネックカラーとバックボードは役場救急に乗務されている方が重症外傷傷病者の現場に出場した際にどのような点に気を付けながら固定を行うのか?ベルトでどの部分を固定すればいいのか?頭部保持はいつまで行えばいいのか?といった疑問点を実技を通して解消していきました。

今回のファーストレスポンダーコースを通して思ったのは、やはり私達救急隊よりも前で処置などをして頂くファーストレスポンダーの存在がとても重要と感じました。山間部では救急隊到着まで時間を要する地域が多く、ファーストレスポンダーの処置により助かる命も多いと思います。これからもファーストレスポンダー養成にも尽力していきたいと思います。

最後に受講された諸塚村消防団・椎葉村消防団の皆様お疲れ様でした!また、コース指導を行われた宮崎外傷セミナースタッフの皆様、宮崎大学医学部附属病院の皆様お疲れ様でした!