こんにちは、古川です。

去る10月16〜18日に兵庫県神戸市にて開催されました、The 14th Asia Pacific Conference on Disaster Medicine(第14回アジア太平洋災害医学会)に後藤、大谷、古川が参加させていただきました。

アジア太平洋災害医学会は、1988年にアジア太平洋地域の災害医療の専門家により設立され、各国の災害医療研究者により組織された学術団体です。国際的な視点で災害医療に関する意見交換を行うカンファレンス(会議)であり、海外と日本で交互に開催されています。

学会では「自然災害」や「ロジスティクス」、「公衆衛生」などの様々なセッションカテゴリーがある中で、17日の「教育/訓練」セッションで『常備消防非設置自治体における消防団の救助活動への取り組み』という演題にて、美郷町における消防団の取り組みについて古川が発表させていただきました。

美郷町では、町内の火災事案には消防団にて対応し、救急業務は弊社に委託し、救助事案では近隣の消防本部に応援要請を行っています。しかし、消防本部から距離があるため要請した消防救助隊が現場に到着するまで1時間程の時間がかかります。
そこで、美郷町消防団は選抜した消防団員に教育・訓練を行い、要請した消防救助隊が到着するまでの時間に、現場の安全管理や初期救助活動を行うため救助隊を編成しました。
教育・訓練は、近隣消防救助隊や宮崎県防災航空隊の皆様からご協力をいただいており、弊社の救急救命士とは年数回、現場の安全管理訓練や車両破壊訓練を行なっています。また、昨年10月には総務省消防庁より救助資機材搭載型車両が貸与されました。
救助隊創設後、車両挟まれ事案4件に出動しまして、そのうち3件が応援要請した消防署救助隊が到着する前に弊社救急救命士と連携し傷病者の救出を完了し、残り1件は、現場の安全管理や動線確保、車両の安定化を行い到着消防署救助隊に引継を行なっています。
中山間地域などでは常備消防署救助隊到着までに時間を要する地域が存在し、このような地域では訓練された消防団員と連携することによって迅速な現場活動が展開でき、地域住民の安心に繋がると考えられます。

以上が発表の内容となります。

私自身、国際学会の慣れない英語での発表で大変緊張しましたが、海外の方からも質問をいただき、発表後も多くの方から質問や今後の救助隊の活動についてご提案をいただきまして、大変有意義な発表となりました。

弊社は、今後も美郷町消防団救助隊との連携し、有事の際には安全かつ迅速な活動が展開できるよう訓練を続けてきたいと思います。