皆さん、こんにちは。

美郷救急事業部 南郷救急課の三好将寛です。

 

去る、10月24日(水)に耳川広域森林組合の労務安全推進大会でメインとして三好が応急救護講習会を実施させて頂き、サポートとしまして中村、藤井の2名が参加させて頂きました。

講習会の内容としましては、「山林事故が発生した際の119番通報」「成人の心肺蘇生法」を実施させて頂きました。

「山林事故が発生した際の119番通報」では、まずはじめに昨年のデータで林業の現場における労働災害の発生件数のなかで宮崎県が労働災害死が全国ワーストであると紹介させて頂きました。

私たちが勤務させて頂いている宮崎県美郷町は町の92%が山林を占めており、いつどんな災害が発生するか分かりませんので今回の講習会では事故が発生したときの初動として119番で伝えて欲しいことをお話させて頂きました。
・事故の詳細な概要
・救急車が現場まで通行可能か
・現場の詳細な場所
・現場との連絡手段
・救助の必要性の有無
上記の内容について説明させて頂きました。

そのなかでも事故の詳細が119番通報時に伝わらずに現場に到着してしてしまい、もし現場が圏外であれば応援機関に応援要請をすることが遅れてしまいます。現場には早期に到着することができますが、その結果として傷病者を高次医療機関への搬送が遅れてしまい最悪の場合死に至ってしまう可能性があります。

私たちが勤務している宮崎県美郷町は常備消防非設置自治体の一つであり、そのため傷病者の人命を救出するには119番通報時に詳細な情報を知らせて頂くだけで必要な機関に対して応援要請を迅速かつ確実に実施することに繋がり、それが結果として傷病者の救命に繋がってきます。とくに、宮崎県防災救急ヘリを要請させて頂く際は現場の”座標”を伝えて現場まで来ていただき吊り上げ救助などを実施して頂いておりますので、現場の詳細な場所として”座標”を伝えて頂くように説明させて頂きました。

 

「成人の心肺蘇生法」については、前半にはスライドを用いて講義をさせて頂き、後半で心肺蘇生法の一つ一つの手技を実施しました。

山林の現場では、山林現場のプロである森林組合の方々との連携が必要不可欠になってきます。山林の現場にはAEDが設置されていないことが多いですがAEDがないから”何もしない”ではなく「心肺蘇生法」を救急隊が到着するまでに実施して頂くことにより救命できるチャンスが約2~3倍高くなります。

ですので、「山林事故が発生した際の119番通報」「成人の心肺蘇生法」がとても大変重要なものになってくるので今後も普及活動に努めていきたいと思います。

講習会時間が短い時間の中ではありましたが講習会の最後には多くの質問を頂き誠にありがとうございました。

 

最後になりますが、お忙しい中講習会にご参加頂きました耳川広域森林組合の皆様深く御礼申し上げます。本当にお疲れ様でした。