皆様こんにちは。

美郷救急事業部北郷救急課の中村です。

段々と秋が深まる季節となってきました。美郷町では名産の栗の収穫が始まっています。秋といえば食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋など、様々なものに触れたりチャレンジできる季節ですね!皆さんは今年の秋をどのように過ごされますか?私は今の段階では決まっていないのですが…何かしらにチャレンジしてみたいと思います!!

9月23日(日)・24日(月祝)に神奈川県横浜市にあります社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院で行われた「第2回横浜ITLS-Pediatric course」にプレインストラクターとして参加しました。

ITLS(International Trauma Life Support)は1982年にアメリカで開始されたパラメディック向けの病院搬入前の外傷処置教育コースです。ITLSにはAdvanced,Pediatric,Accessの3コースが日本で展開されていますが、今回は小児外傷に特化したPediatric courseに参加しました。

以前のブログでも書かせて頂いておりますが私はITLS Instructor courseを3月に受講し、Pediatric courseを5月に受講しIP(Instructor potential)を取得しました。IPを取得し、プレインストラクターとして活動することが出来るようになったため、今回プレインストラクターとしてコースに参加し実際にインストラクションをさせて頂きました。

Pediatric courseで重要視しているところは「呼吸の評価」です。成人の場合、バイタルサインが崩れる原因は循環障害が多いですが、小児は呼吸障害によりバイタルサインが崩れる事が多いです。また、小児は代償機能が少なく、生体反応が代償期を過ぎ非代償期になるとあっという間に心肺停止に陥ってしまいます。そのため、初期評価・Initial assessmentで呼吸を評価する際に成人では呼吸の速さ・深さを見る程度ですが、小児は鼻翼呼吸・チアノーゼ・陥没呼吸・シーソー呼吸・喘鳴・呻吟が見られないか確認し、呼吸回数・深さの評価を行います。

この段階で呼吸状態が正常なのか?窮迫(きゅうはく)状態なのか?不全状態なのか?判断します。窮迫・不全状態であれば積極的な介入が必要になります。この段階で介入をしないと心肺停止に向かいどんどん悪化していきます。そのため、ここでの観察・判断・処置がとても重要になります。今回の指導でもこの点を強調しお伝えしました。

今回の第2回横浜ITLS-Pediatric courseでインストラクター推薦を頂くことが出来ました。今後はITLS-Pediatric インストラクターとして精進し活動していく所存です。

普段の救急活動で小児に対応する頻度は少ないです。また、その中で外傷症例はもっと少ないですが、未来ある子供たちを救う為に今後も頑張っていきたいと思います。

今回の第2回横浜ITLS-Pediatric Course運営スタッフの皆様、インストラクターの皆様、タスクフォースの皆様、受講生の皆様、当日はありがとうございました!