皆様こんにちは。

美郷救急事業部北郷救急課の中村です。

西日本を中心に大雨による甚大な被害が発生しております。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、今なお避難されている皆様と救助・復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます

美郷町はやっと梅雨が明けました!!これからグングンと気温が上がってくることが予想されています。
今回のブログは熱中症についての情報も書いておりますので最後までご覧ください!

6月25日(月)に美郷町西郷にあります美郷町養護老人ホーム清翠園で心肺蘇生法講習会を行いました。当日は清翠園の職員の皆様と隣接する特別養護老人ホーム若宮荘の職員の方にも受講して頂きました。

本講習会の内容は成人の心肺蘇生法、熱中症と止血についての講義を行いました。成人の心肺蘇生法では最新のガイドライン2015に準拠して行っております。心肺蘇生法の講習で最初の出させて頂く目標の中に私は「なぜ、心肺蘇生法を学ばなければならないのか理解する。」という言葉を入れています。言葉は少し厳しい文面になっていますが、講習を受けてくださっている方に実際に心肺蘇生法をする場面に遭遇するかもしれない。現場に居合わせたバイスタンダーが行う胸骨圧迫とAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)による除細動は心肺停止傷病者の社会復帰率を飛躍的に向上させることが出来ます。

心肺停止傷病者に対して、私たち救急救命士は静脈路確保やアドレナリンの投与を行う事が出来ますが、心肺停止傷病者には一早い胸骨圧迫とAEDによる除細動が効果的の為、バイスタンダーによる処置がとても重要になります。そのため、心肺蘇生法講習会ではその点を強調してお伝えしています。

また、今回の講習会では熱中症と止血についての講義も行わせて頂きました。熱中症はⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度熱中症に分けられ様々な症状がみられます。しかし、熱中症は環境に左右される病態のため予防することが出来ます。熱中症は気温が高い日に多いのも特徴ですが、湿度や風の影響も大きく関わっています。また、季節の変わり目などに気温が一気に上昇した日にも身体が気温の変化に対応できず、熱中症のリスクが高まります。

熱中症を予防そして発生リスクを予防する指標としてWBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)があります。WBGTは気温・湿度・輻射熱で構成されています。市販されている測定器の他にも環境省熱中症予防情報サイトに全国のアメダスが置かれえている地点のWBGTの実測値もしくは推測値が掲載されています。美郷町では南郷地区の神門にアメダスが設置されているため、神門のWBGT推測値を見ることが出来ます。外出する際にはこのサイトを確認して頂き、どのくらい熱中症が発生しやすいか知ることもいいと思います。

もし熱中症になってしまった際は日陰の風通しのいい涼しい場所に移動し、口から飲み物が飲めるようであれば、経口補水液などの吸収が良いものを飲みましょう。もし、口から飲み物が飲めない場合はむやみに飲ませるのではなく、すぐに病院を受診しましょう。場合によって救急車を要請する必要もあります。

これからの季節は熱中症が多い季節になりますが、途中にも書かせて頂いたように季節の変わり目にも発生しやすくなります。急に熱くなった日などは熱中症にならないよう気を付けましょう!!

最後に今回、心肺蘇生法講習会を受講してくださいました清翠園の職員の皆様、若宮荘の職員の皆様に深く御礼を申し上げます。当日は皆様お疲れさまでした!!