こんにちは。

勝浦救急事業部の浅川です。

先日から西日本を中心に大雨による甚大な被害が発生しております。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、今なお避難されている皆様と救助・復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。

さて、去る6月23日、24日に兵庫県三木市で開催されましたITLS Instructor Courseに浅川が、ITLS Pediatric Courseに中尾と浅川の2名が受講させて頂きました。

ITLS(International Trauma Life Support)とは病院前の外傷傷病者対応の標準的なコースとして世界的に認知されており、国内においても多く開催されております。

私自身昨年はITLS Advanced Courseを同じく兵庫県三木市で受講させて頂き、この度はインストラクターとして認定をもらうためにInstructor Courseと、小児の外傷対応に特化したPediatric Courseを受講させて頂きました。

23日のInstructor Courseは補講コースの受講のため午前中のみの参加となりましたが、ITLSの目的やこれまでの歴史、組織の構造等についての説明があり、実際のコースで指導する現場活動のおおまかな流れを改めて確認させて頂くことが出来ました。今後スタッフとしてコースに参加する際にはさらに深い知識が必要となりますので自己研鑽に努めて参りたいと思います。

24日のPediatric Courseでは小児に特化した外傷対応を学ばせて頂きました。
救急救命業務において小児の対応をすることは成人に比べると多くはないため、経験が少なく苦手意識がありました。
特に小児の場合は成人と比べバイタルサインの正常値が異なることや、小さい子ではコミュニケーションがうまく取れないこともあるため、保護者の協力を得て活動する必要があります。

コースの初めには講義があり、小児の各年齢層における注意点や、解剖生理上の成人との違い、観察における注意点等について学ぶことが出来ました。
特に小児においては成人に比べ、呼吸の異常により病院前の心停止を来す割合が高いため、迅速な気道・呼吸の観察・評価・処置が重要であるという事がわかりました。また、0歳から5歳の小さな子供にとっては親と離れること自体が恐怖となりうるため、場合によっては両親に抱きかかえられたまま観察や処置をすることも考慮する必要があるという事を学びました。
実技の中では実際に小児の外傷を想定した症例の中で救急隊としての活動を行い、各年齢におけるバイタルサインの正常値と比べて異常がないかを評価することや、親の協力を得てうまくコミュニケーションをとることの大切さを知ることが出来ました。
スキルステーションにおいては小児に対する気道管理や輸液療法、脊柱運動制限について学びました。
各スキルにおいて小児の体に合った資器材を使用することや、小児ならではの難しさを知ることが出来ました。

コースの最後には筆記試験と実技試験が行われました。どちらも難しい内容ではありましたが、無事合格をさせて頂くことが出来ました。また、今回私は残念ながらIP(Instructor Potential)取得には至りませんでしたが、中尾がIPを取得させて頂きましたので、今後はインストラクターとして積極的にコースに参加させて頂きたいと思います。

今回のコースを受講させて頂いただけでは小児の対応が得意になったとは言えませんが、これを機にさらに小児の対応についての知識技術を磨き、いざ小児の対応があった際により良い活動ができるよう精進して参ります。

最後になりますが、この度はコース受講に際しお世話になりましたインストラクターの皆様、受講生の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。