こんにちは!
南郷救急課の平岩です。
もう早いもので今年も美郷町を始め関東までが梅雨に入り、ジメジメした日々が続きます。去年は、自宅の湿気に悩まされましたが、今年は対策をとっていきたいと思います。天気が悪いと気分まで沈みがちですが、今年は雨に負けず元気よく過ごしていきたいと思います。

先月の呼吸器編に引き続き5月19・20日(土・日)で日本プラウドケア教育協会主催  山内豊明先生のフィジカルアセスメント研修~循環器編~を受講致しました。
今回は循環器編ということで、循環の評価、心電図、心音、心不全について学びました。今回も会場は株式会社 京都科学で開催され、心音病診察シュミレータ イチローⅡA、フィジカルアセスメントモデル Physiko、そして前回に引き続き呼吸音聴診シミュレータ ラングⅡを使用させて頂き研修が行われました。

まず初日では、循環の評価、心音について講義とシュミレータを用いた実技が行われました。心音の聴診を理解し自信をもって行えていますか?私自身恥ずかしながら2年前のこの研修を受講するまでは、心音とはⅠ~Ⅳ音がどんな時に聴こえるのかという程度しかわかっていませんでした。というのも心音を学ぶ機会もなく、詳しく教わらずにきたためそこまで必要性を感じなかったということがありました。
しかし、よく外傷などで聞く心タンポナーデの特徴的な徴候としてBeckの3徴があります。その中には心音減弱が含まれていますが、そもそも正音も理解していないのに減弱わかるのか不安でした。
フィジカルアセスメント研修では主に心雑音の聴診技術の習得を学びましたが、異常がない心音を異常がないと言えるようになることも大切だと感じました。シミュレータをたくさん使わせて頂き、実践できるような自信がつきました。

2日目の心電図では、わかりやすく先生より講義頂きシンプルに整理することができました。十二誘導心電図も使用している救急隊も増えており携帯型心電計が普及してきている為、心電図は医療機関で行う特別な検査から身近な物になりつつあり「心電図がわからない」ではいけない時代となってきました。私は、房室ブロックに苦手意識がありましたが、なぜブロックがおきているのか、どのようにして電気的活動が伝わっているのかを理解することで難しく考えることなく読み取ることができました。全てのことに通ずることですが、答えがわかっていても事が起こる過程を理解しなければ違うパターンへの対応ができなくなりますので、今回改めて勉強させて頂きよかったです。
我々は十二誘導心電図は導入してはいませんが、通常のⅠ.Ⅱ.Ⅲ誘導のみではなく必要に応じて電極の位置を替え近似誘導でも確認するよう努めています。

4.5月と呼吸・循環と生命維持に直結するフィジカルアセスメントについて学ぶことができました。救急救命士にとって日々の業務で行っていることではありますが、あまり深く掘り下げて学ぶ分野ではありません。
しかし、私はフィジカルアセスメントこそ救急救命士の力が一番発揮できるところだと思います。
この研修で得たものを日々の業務に活かし、しっかりとしたアセスメントをしていきたいです。

最後になりましたが、毎年研修を開催してくださっております一般社団法人 日本プラウドケア教育協会 代表の大澤様、講師の放送大学 山内豊明先生、会場からシミュレータまで準備してくださいました株式会社 京都科学様、また研修を受講された皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。