こんにちは。

勝浦救急事業部の浅川です。

新年度が始まり早くも1か月が経ちました。これから暖かくなる日も多くなり、外でのレジャーを楽しまれる方も多くいらっしゃるかと思いますが、外出中の事故等には十分にお気を付けください。

去る4月16日に勝浦町老人クラブ連合会の会員の皆様を対象に「高齢者に多い事故とその予防」をテーマに講演会を実施致しました。

現在(平成30年3月末時点)勝浦町の高齢化率は40%を超える割合となっており、2千人以上の高齢者の方々が暮らしおります。今後もますます高齢化率が高くなることが予想されますが、今回の講演会では高齢者の方々が長く健康的な生活を送ることが出来るように、転倒・骨折、熱中症の予防についてお話をさせて頂きました。

講演会の初めには健康寿命についてのお話をさせて頂きました。健康寿命とは健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間の事であり、介護を必要としない期間の事を言います。平均寿命と健康寿命との差が介護を必要とする期間となりますが、長く健康的な生活を送るためには、できる限り健康寿命を長くすることが大切といえます。

高齢者が寝たきりとなる原因の約1割は転倒による骨折が占めています。高齢者の転倒の原因としましては、加齢に伴う骨密度や筋力の低下によって、ほんのわずかな段差によって転倒してしまうことがあげられます。また、転倒の発生場所としましては半数以上が自宅等の居住場所となっているため、予防のためには家の中の環境を整備することの重要性をお話しさせて頂きました。近頃は家の中における転倒予防のための商品も多く売られているため、そのような物を活用し、高齢者本人だけではなく一緒に暮らす家族の協力を得ながら環境を整備する必要があります。
「注意一秒、怪我一生」といった言葉もありますが、転倒の予防には、ほんの些細なことに注意をするだけで、残りの人生に関わるような事故を防ぐことが出来ます。今回の講演会を機に少しでも転倒予防のための対策をして頂ければ幸いです。

続いて熱中症の予防につきましては、これからの季節、気温が高くなるにつれて熱中症が発生する可能性が高くなります。特に高齢者では、体内の水分不足や暑さに対する調節機能の低下によって、熱中症が起こりやすく、場合によっては死に至る危険性もあります。発生場所としましては、転倒と同じく家の中での発生が半数以上を占めているため、予防にはこまめな水分補給に加え、家の中での気温の管理やエアコンの活用が重要となります。

講演会の最後には質疑応答とアンケート調査をさせて頂き、参加者の皆様から貴重な意見を頂くことが出来ました。今後も高齢者の方々が安心して健康的な生活を長く送ることが出来ますよう、このような講習会を継続して行って参りたいと思います。

最後になりますが、この度はこのような講演会を実施させて頂く機会を頂きました勝浦町老人クラブ連合会会員の皆様、会場や資料の準備等でご協力頂きました勝浦町役場職員の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。