みなさまこんにちは。取締役の後藤です。
平成30年度も早くも1ヶ月が過ぎ5月に入りました。中日こそ天気が崩れましたが、後半は全国的に行楽日和になるとのことですので、お休みの方はお出かけされてみてはいかがでしょうか。

去る3月18日(日)、宮崎県立宮崎病院にて開催されました第2回宮崎MCLSーCBRNEコースを白川、後藤が受講させて頂きました。

MCLSーCBRNEコースは多数傷病者初期対応コース(MCLS:Mass Casualty Life Support )を元に、特殊災害要素(CBRNE;Chemical(化学)、Biological(生物)、Radiological(放射性物質)、Nuclear(核物質)、Explosive(爆発物))にさらに焦点を当てたコースとなっております。

救急隊や消防隊、警察、DMAT(Disaster Medical Assistance Team)などの病院前にて活動する組織は、どのような災害・テロに出場するか判りません。
特にCBRNE災害では、傷病者のみならず救急救助に向かった人間も危険にさらされます。自分達の安全を確保する事はもちろんですが、現場で発生している以上のエリアに汚染や危険を拡大させてはなりません。

今回のCBRNEコースでは、CBRNE要素それぞれの危険性や対処法などの座学を学び、その後グループ毎に分かれ災害想定を元に机上訓練を行いました。
各グループには消防組織(救急隊・救助隊・消防隊)や病院組織(DMATや日赤救護班)、そしてアドバイザーとして警察から機動隊の方々が参加され、各組織の特徴を活かしながら机上シミュレーションを行いました。

多数傷病者発生現場や災害・テロ発生現場では数多くの組織がそれぞれ別々の目的を持って活動しています。
このMCLSーCBRNEコースでは事前に各組織の役割や持っている装備、組織別の最終目標などを共有する事により現場で円滑に活動出来ることを目的としています。

今回の受講を通して学んだこととして、私達医療従事者は自身の安全、傷病者の救命を考え活動していますが、警察の方々は現場の安全確保、また犯人の確保、警察官装備の管理確保などに重点を置かれて活動していることを機動隊の方々より教えて頂きました。
もちろん現場の安全確保や救急救助活動を円滑に行うという最終目標はどの組織も変わりませんが、医療職種とはまた別のアプローチで活動している組織があることを具体例を交えて学ぶことが出来たことが大変勉強となりました。

同じ現場で活動する複数の組織の役割をしっかりと理解しておかなければ連携活動は出来ませんし、要らぬストレスややっかみを生んでしまいます。
普段から顔の見える関係や他組織と交流を持って互いのコミュニケーションを取っておくことが重要だと改めて再認識致しました。

本コース開催にいたり、日本各地からインストラクターとして御参加御指導頂きました皆様、また当日一緒に学ばせて頂きました受講生の皆様、そしてコース開催にご尽力頂きました事務スタッフの皆様、大変貴重な機会を頂きありがとう御座いました。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。