皆様、こんにちは!

美郷救急事業部 南郷救急課の河野です。
美郷町は桜が散り、桜の木には緑いっぱいとなりいよいよ春だなーと感じさせる季節となってきました。

 

さて、先月3月3日(土)に徳島県勝浦町の勝浦救急事業部より古川・大谷の2名が来町し、3日は美郷町北郷地区にて全社合同会議、そして翌日の4日に美郷町南郷地区にて全社合同訓練を実施しました。

全社合同訓練の内容として、美郷町・勝浦町は山が多いことから、山岳にてロープや器具を用いて救助するロープレスキュー訓練を実施しました。あいにくの天気で実際に斜面での訓練は出来ませんでしたが、室内でも実施できるよう適度な丸太を準備して行いました。また今回は1人1人が同じ目的に向かって取り組めるよう最終目標を設定して取り組みました。その最終目標は「安全に救助出来るよう、1つ1つ確認を行いながら降下から引き上げが出来る」という目標を設定しました。

まずは、全員で基本的な結索の手技確認を行い全体の標準化を図り、その後ロープシステムの訓練に入りました。ロープレスキューにとって結索がしっかり出来ていなければ救助者自身や隊員の命が危険にさらさわれる為、1人1人の手技がしっかりと出来ているのか確認しながら行いました。

その後、アンカーの作成、バスケットストレッチャーの縛着・ビレイ作成・等倍システム作成・3倍力システム作成を行いました。訓練はただ単にシステムを作成しても形だけになってしまっても意味がないので、現場をイメージした訓練が行えるよう想定を付与し現場に近づけて全員で取り組みました。A班とB班に分かれて、「氷点下2℃の極寒の山岳で自力移動が困難となった」という救急要請の内容の想定訓練でした。
A班は先着隊として低体温が疑われる傷病者を管理しながらバスケットストレッチャーへ縛着・無線を使用して現場指揮本部を立ち上げ、応援隊の要請など隊員同士でコミュニケーションを取りながら情報を伝達する役割で、B班は応援隊役として、情報収集し山岳事案ということでロープシステムを作成し現場に降下し、傷病者・先着隊を引き上げる担当でした。この症例を役割を交代し2回行い、A班とB班でどちらもロープシステム作成者や救助者を行うことで、良かった点や改善点を挙げて共有することが出来ました。

美郷町・勝浦町は常備消防非設置自治体である為、日頃から救急はもちろんですが消防組織のような救助隊がありません。その為、我々は救助方法を用いた活動を行う必要があります。。また、救助事案の際には数多くの人員が求められるため私たち救急救命士だけでなく消防団員との連携が必要不可欠となります。救助事案は年に数件しかありませんが、日頃から訓練を通してどのような現場でも応えれるような救急救命士に社員全員で精進して参ります。これまでロープレスキュー訓練は、年に数回程度であまり積極的に訓練は実施しておりませんでしたが、今回の訓練を通じて、社員全員の救助に対するモチベーション向上に繋がり、私自身がロープレスキューにより興味を持つことが出来ました。この訓練をきっかけに今後の自分の武器になるように知識や技術を身に付けていきたいです。

最後になりますが、今回全社合同訓練を実施するにあたって場所を提供して下さいました美郷町役場の役場職員の皆様、ありがとうございました。
この訓練の継続が美郷町・勝浦町の力になるよう励んでいきたいです。

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