皆様、こんにちは。

日本救急システム株式会社 勝浦救急事業部 藤野です。

2月の徳島県では各地で積雪もあり、路面凍結も起きていました。また交通事故が多く発生し、私自身も運転中に事故車両が運ばれているのを見かけることや、事故現場を見ることも多かったです。
3月に入りここ数日気温の変動大きくありますが、皆様も路面には十分にお気を付けください。私も安全運転を心がけたいと思います。

さて、去る2月10~11日の2日間、勝浦町にて車両救助訓練を行いました。今回の訓練のために遠方より講師の方にお越しいただき実際の車両を用いた訓練を行いました。
座学では、車両の各部分の特性や、どこが壊れやすく壊れにくいか、どのような機材で破壊するかを学びました。こうした車両の特性を隊員間で理解することにより迅速な救急活動が行いやすくなることも確認できました。

次に実技訓練で車両の破壊とエアバック作動について行いました。エアバックの作動は実際にどれくらい危険かを知るために作動を行い、今回初めて展開する場面を見ましたが、爆発したような音とともに展開され、かなりのスピードと衝撃があるのを知り、エアバックは運転者を守る物であるのと同時に救助者にとっては危険なものになることが認識できました。

また、車両破壊は窓ガラスを割る手技や救助機材を使ったフレームの破壊を行いました。窓ガラスはフロントガラスとサイド・リアガラスで構造が異なるためそれぞれ割ってみました。サイド・リアガラスは割るとすぐにバラバラに砕け破片が散乱しました。フロントガラスは衝撃を与えた部分のみが割れてほかのところは割れませんでした。このため、ガラスを割る場合はフロントガラス以外のガラスを割ると容易に割れることを理解し、ガラスを割る場合は破片の散乱が起きるのでガムテープなどによる固定や傷病者に毛布を掛けるなど傷病者の安全に配慮することも学びました。
さらに、フレームの破壊では実際にホルマトロ社の電動式カッター、スプレッター、コンビツール、ラムシリンダーを使用し破壊しました。実際に切断を行ってみると、フレームの固い部分は切断までに予想以上に時間を要しました。切断時の金属の抵抗による機材の傾きを体で支えるのですが、支えている体が抵抗の力に負けてしまう為、何度も別の角度から切断を試みることで時間がかかり車両破壊の難しさを実感いたしました。

車の構造は年々複雑化し、危険性や対応が難しくなってきています。その中でも迅速・安全に救助しなくてはなりません。今後もこのような訓練を繰り返し行い、隊の連携を深め、勝浦町民の安心・安全に勤めて参りたいと思います。また、現在の勝浦町における車両救助では、近隣消防本部の救助隊の方々のご協力のもと活動せざるを得ませんが、今回の車両救助訓練を通じて勝浦町内で救急隊や消防団のみでの初期対応が可能になるよう訓練を続けていきたいと思います。

最後になりましたが、今回講師の方には遠路はるばるお越しいただき誠にありがとうございました。また、救助資器材をお借りしました株式会社赤尾様、ホルマトロ社様、ありがとうございました。

今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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