皆様こんにちは。取締役の後藤です。
冬のピークは過ぎましたが、いよいよ花粉症のシーズンが到来しました。
私は一昨年より花粉症を発症してしまい、この時期は毎日が戦いです…

さて去る2月26日(月)に第22回宮崎大学外傷セミナーファーストレスポンダーコースを美郷町中央公民館(西郷ニューホープセンター)にて開催致しました。
コースコーディネータとして後藤、サブコースコーディネータとして藤井、インストラクターとして白川、田之畑、中村が参加させて頂きました。
また、今回のコースは宮崎大学医学部附属病院救命救急センターご支援の元、県内中の救急関係者の皆様にお手伝い頂きまして開催に至りました。

このJPTECファーストレスポンダーコースは、私達救急隊が到着する前に傷病者に接触する可能性の高い方々を対象に開催されるコースとなります。
例えば、警察官やライフセーバー、海上保安官や消防団員などといった緊急性の高い現場に向かう方々に、救急隊が到着する前に行って頂きたいことや、救急隊との引継、連携を知って頂くような内容となっております。

今回は美郷町消防団員の中から日中役場に勤めている方々にこちらのコースを御受講頂きました。

宮崎県美郷町は常備消防非設置地区であり、火災事案や有事の際には消防団員が消火活動や捜索活動などを行います。
さらに救急車の運行に関しては、傷病者の管理は私達救急救命士が行いますが、救急車の運転や現場の安全管理などは役場職員かつ消防団員の方々によって行われており、美郷町にとって消防団員の皆様は欠かせない存在となっております。

また救急医療の面から鑑みると、病院内における外傷治療はJATECと呼ばれるコースを元に標準化されており、病院前救護においてもJPTECと呼ばれるコースを元に全国的に標準化されております。
これらによって本邦の防ぎ得た外傷死(本来助かるべき外傷傷病者が、適切な医療を受けられずに亡くなってしまうこと)は大幅に減ってきておりますが、さらに救命率を高めるために、救急隊到着前から適切な応急手当を実施出来ることを目標に、美郷町消防団員の皆様に御受講頂く事となりました。

コースにてご講義頂きました宮崎大学医学部附属病院救命救急センター副センター長の金丸先生のお言葉の中に、「救急医療は病院でも無く、救急隊でも無く、現場の皆様の手から始まります!!」というお言葉が御座いました。
この言葉が消防団員の皆様に大きく響いた、とのちに伺い大変嬉しく思うとともに、医療資源が限られている美郷町ではまさに美郷町一丸となって取り組むことが大切なのだと再認識致しました。

ファーストレスポンダーコースでは傷病者取り付き前の安全管理や感染防止、傷病者の方のケガの具合評価などを座学実技を通して学んで頂き、また救急救命士とともに行う手技についても学んで頂きました。

病院前救護においては、私達救急救命士のみでは無く、多くの職種の方々の御協力が必要となります。
これからもお互いに連携を取り合い、防ぎ得た外傷死を一つでも減らすために、日々精進してまいります。

今回の開催にあたり、宮崎大学医学部附属病院救命救急センター副センター長の金丸先生を始め、宮崎外傷セミナー事務局の皆様、宮崎県内中のJPTECインストラクターの皆様に多くのご支援を賜りました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

 

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