皆様こんにちは。

美郷救急事業部南郷救急課の中村です。

最近の美郷町の朝は冷え込みが厳しく、布団から出るのがつい億劫になる時期になりました。また、先日は最低気温が氷点下になり朝は草木が凍る季節になりました。また、今年の冬は降雪が多い予報が出ております。路面凍結や降雪により車の事故も多くなってまいりますので車を運転する際はより一層注意し事故を起こさないようお気を付けください。

11月18日(土)・19日(日)に熊本県八代市にあります八代広域行政事務組合消防本部鏡消防署で行われた「第2回熊本ITLS Access Course」に参加をさせて頂きました。

ITLS(International Trauma Life Support)は1982年にアメリカのパラメディック・救急医療関係者向けに開始された病院搬入前の外傷処置教育訓練コースです。現在日本ではBasic・Advance・Pediatric・Accessコースが展開されており、今回はAccessコースを受講してきました。

ITLS Accessコースは現場における評価から患者搬送まで系統立てた活動と最低限の資機材を使用して効率よく、迅速に救助することを目的とした交通救助に特化したコースです。

今回のコースは1.5日コースであり、1日目に座学・2日目に実技を行いました。座学ではテキストの各Chapterごとに重要な点の講義があり、このAccessコースで学ぶべき内容を確認することが出来ました。実技では実際の車両を使い、車両の安定化と傷病者へのAccessの仕方を行いました。車両の安定化はクリブを組む方法とロングジャッキによる方法を行い、傷病者へのAccessでは窓ガラスの破壊・ドアの開放・屋根の開放・エンジンルームの消火方法・レシプロソーの操作方法を行いました。また、実技の最初に車両へ乗車しボディーを叩いたり揺さぶったりし、車内にいる傷病者はどのように感じるかということを体験しました。

車両救助活動を行う際にドアの開放のためにボディを潰したり、ピラーを切断する際には大きな音や振動が発生します。また、救助活動を行う現場ではどうしても救助活動に集中し、傷病者への配慮が少なくなってしまう場面があります。しかし、実際に外から叩いたり揺さぶられるととても不安になり、傷病者への配慮もとても重要になってきます。

そして、このAccessコースの主眼は救助活動を行うと同時に傷病者観察・評価・管理を行うことであり、常に傷病者を意識した活動が必要になります。

普段私たちも救急救命活動をする中で車両救助を行わなければならない現場に遭遇することもあります。また、現在美郷町では消防団内に救助隊が組織され救助事案が発生した際には私達救急救命士と連携し活動を行うことになっております。

今回、ITLS Accessコースを受講し交通救助に対し自信をつけることが出来ました。また、コース内で学んだ活動隊の連携や救助方法を今後の活動に活かしていきたいと思います。

また、今回インストラクターの方々と活動班の皆様のご指導によりIP(インストラクターポテンシャル)を得ることが出来ました。今後はインストラクターを目指し、さらに精進していきたいと思います。

最後に2日間ご指導頂きましたITLS Access courseインストラクターの皆様。会場をご提供いただきました八代広域行政事務組合消防本部の皆様に深く御礼を申し上げます。また、受講生の皆様2日間お疲れさまでした。

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