こんにちは、勝浦救急事業準備部の古川です。

2月3日に香川県のサンポートホール高松で開催された、第22回日本脳神経外科救急学会併設開催の脳神経外科救急診療コース(Primary Neurosurgical Life Support : PNLS)を受講しました。

脳神経外科疾患は、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、脊髄疾患など緊急性を要する疾患が多いのが特徴で、適切かつ迅速な対応によって傷病者の予後が左右されます。

PNLSコースは、従来の救命処置コースのような心肺蘇生だけでなく、意識障害の評価、脳ヘルニアの対応、代表的な脳神経外科疾患の机上シミュレーションを学習し、医師・看護師・救急救命士に脳神経外科初期診療に必要な知識の標準化を目的としております。
また、医療の質の標準化によって、傷病者の予後の改善、医療事故の防止だけでなく、効率的な医療資源の投入にも重要な役割を果たすことができます。

救急救命士に求められるコースの到達目標は、病院前における脳ヘルニア徴候の位置づけ(ロード&ゴーとの関連性)を理解するところにあります。

コースは心肺蘇生と気道・呼吸管理のスキル確認、脳ヘルニア対応のシミュレーション、症例検討ディスカッションがあり、医師・看護師・救急救命士が同じ班内にてそれぞれの対場からのディスカッションを行い共有します。お互いの職域を理解し合い、処置・情報を繋げ1人の傷病者を救います。

また、現在普及している標準化コースPSLS(Prehospital Stroke Life Support)、PCEC(Prehospital Coma Evaluation &Care)、JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)、ACLS( Advanced Cardiovascular Life Support)の内容も活かされており、これまで学んできたことを復習することもできました。

脳神経外科疾患の症状は、救急救命士がいち早く気づき医療機関に正確に報告することによって予後が大きく変わってきます。コースで学んだことを社内で共有しまして、意識障害を含めた訓練を再度確認してきたいと思います。

最後になりましたが、コースを企画運営してくださったスタッフの皆様、インストラクターの皆様、本当にありがとうございました。

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