こんにちは、古川です。 昨日、日本赤十字社沖縄県支部で開催された、第5回水難学会学術総会に参加してきました。

水難学会という言葉はあまり聞きかれないかもしれませんが、「着衣泳」や今では「ういてまて」という言葉をご存知の方は多いかと思います。 全国に「ういてまて」の講習会を開催している団体が水難学会です。 近年、この普及活動が功を奏し、落水した児童が浮いて待つことによって無事に救助された事例が報告されています。 しかしながら、この「ういてまて」の授業を導入している小学校は全国的に差がある状況で、水難事故から一人でも多くの子供達の命を守るためにも、一日も早く全ての小学校で「ういてまて」の授業を導入して頂きたいと思います。

昨日の水難学会の総会では、今後の方針として、全国の全て小学校へのさらなる普及に向けて、水難救助の標準化に向けて、世界への普及に向けての3項目が発表されました。

また、総会後の学術講演会では昨年5月に私の地元の海浜で起きた5名の人命が奪われた水難事故の調査と解析の報告があり、他にも、沖縄県那覇市河川に設置した簡易救助器具による救助事例の紹介、国際学会と「ういてまて」の海外講習会の報告、大学生における「ういてまて」講義の効果の分析、広島県安芸ライフセービングクラブと海上保安部の方との合同勉強会の報告、大分県豊後髙田市消防本部の「ういてまて」講習の普及活動の報告、講習会の普及活動において使用するリーフレットの広告デザインの考察についての発表がありました。

中でも、那覇市の河川に設置したペットボトルを使用した簡易救助器具により、成人の落水事故の救助成功事案に繋がったという報告は、他地区においてもとくに河川の多い地区には今後同様に簡易救助器具設置をしていく必要があると感じました。

「ういてまて」の講習は学童だけでなく、一般の方にも一度は受講して頂きたい内容です。 特別な手技は一切ありません。落水した時にはまず落ち着いて、呼吸が確保できるように浮いて救助を待つ、ただそれだけなのです。

まだ「ういてまて」が普及していない地区に、講習会を開催し一人でも多くの命が救われるよう努力していこうと思います。

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